コラム

Column

めっき加工の現場から、技術や品質へのこだわり、業界の最新動向などをお届けします。
現場の声や知見を通じて、エルグのものづくりを深掘りするコラムです。

2025.07.01

「めっき」って何故必要なのか、知ってる?

「めっき」って何故必要なのか、知ってる?
「めっき」は、鉄のようなサビやすい素材をサビから守ったり、素材の弱点を補ったり、素材の見栄えを良くしたりのために使われて、「めっき業者」は、まるで魔法使いのように様々な業界の技術者の皆さんの期待を背負って日々頑張っているんです。

では、どのようなところにめっき品が使われているのでしょうか。
車の場合だと、このように様々なところにめっきが使われています。

また、コンピューターなどの電子部品、プリント配線板、IC半導体、各種電子電気製品の接点やコネクタなどにもめっきは欠かせません。
このように、目的も素材も様々な加工に対応するからには、めっきにも様々な手法があります。

乾式めっきは、半導体製造で使われる真空蒸着が有名ですが、湿式めっきに比べるとコスト高となります。
湿式めっきは、電解質水溶液にめっきしたい部品を浸漬して行います。

溶融めっきや電気めっき、置換めっき、無電解めっきがありますが、当社は、溶融めっき以外の湿式めっきを行う会社です。
では、湿式めっきを紹介していきましょう。

湿式めっきは、電気めっき、置換めっき、無電解めっきに分類されます。
電気めっきは、電気を使ってめっきする技術、置換めっきと無電解めっきは、金属塩溶液から金属を被めっき物に析出させる技術です。

静止めっきは、治具(ラック)を使う場合、通電部にめっきしたい部品をひとつひとつ固定して、網を通電部とした場合には、網に並べてめっきします。
回転めっきは、バレルという樽の中に製品を入れ、バレル内部に設置された電極から通電してめっきします。

PDFはこちらから表示

コラム一覧へ戻る

お問い合わせ

Contact

pdf

営業日カレンダー